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To the next generation 03加工チームの主張

自慢の機械を知り尽くし人機一体で正確に研削します。

いつかは大平製作所U-18の監督に。

Manager

製造部
機械加工 
マネージャー

山中 太一

1970年生まれ、地元大阪育ちです。豊中で社会人デビューし、フライス加工技術を学び、33歳のときに大平製作所に中途入社しました。周りを見渡すと中堅というよりベテランになりまして、第二工場側の製造部を任されています。現在6名で頑張っておりまして、ここでは色々な材質の金属材から、当社の機械に使用する部品を各種工作機械によって削り出しています。直近では半導体製造装置の需要増を受け、その重要なパーツであるテーブルもここで加工しています。加工工程は大きく3つに分かれていまして全工程を終えるまでに1枚、十数時間かかります。ここで加工を終えたテーブルはその後更に、表面処理等、複数の工程を経て、最終的には匠の手により仕上げられ、高精度に組付けられます。一連の作業を一手に引き受けられること、特に高精度で緻密な作業ができる熟練工が存在すること、そのあたり当社の強みの根源といっても過言ではありません。ここ機械加工では、原則機械に仕事をさせますので、覚えることは測定技術や機械の設定など段取りが主になります。したがって若い社員が物作りを覚えていくには比較的敷居が広く(低く?)、事実若いスタッフが多く、明るく活気のある職場になっています。ワイヤ放電加工機など新しい機械も導入し、今後更に人機一体でパフォーマンスの向上を図ってまいります。

私のミッション

会社全体としては、私の世代、つまり40代がマネージャーになり、熟練者から技術伝承を受けている状況にあります。そのような中、私の率いる加工チームは本社から徒歩で5分ほどの離れた場所にあり、私が監督権選手として若いチームを先導していく役割を担っています。機械加工は設備の自動化に伴って技能的側面が薄れたもののそれを代替する機械を一つひとつ上手に手なづける必要があります。加工対象の部材の特性の理解も然り。後進にはそのような機会を数多く提供し、チーム全体を底上げしたいと思います。

新人へのメッセージ

私の息子よりも若いまだ18歳の新人ですが、とても吸収が早くびっくりしています。性格も素直で、入社時に唯一お願いをした「あいさつ」もしっかり履行しており、先輩から可愛がってもらっています。正直かなりの「めっけもん」です。柏田くんのような若人が数多く集まってくれることを期待しています。

いつかは僕が伝説の人に。

Hope

製造部

柏田 一冴

1999年生まれ、現時点ではチーム最年少です。仕上・組立を担当している友人と一緒に大平製作所に入社しました。最初は「こんなプログラムを組めるのかなあ」と不安で一杯でしたが講習を受けるうちに少しずつ理解できるようになりました。指導してくださる先輩は歳が近く兄貴のような存在です。毎朝、その日に加工する部品と設計図を預かり、必要に応じてやり方を確認させていただきながら、作業しています。金属加工の仕事には色々な種類がありますが、ここでは切削(旋盤)加工を担っています。砥石による研削ではありません。削りながら、内径と外径を目標精度内に収めていきます。精度で申し上げればH7公差レベル。Φ100であるならば3/100mm以内です。これをマイクロメータで測定します。初めの頃はものすごくずれていて、先輩から都度チェックされていましたが、最近ではダメ出しがほとんどなくなりました。加工の仕事は奥が深いと聞かされています。この道のエキスパートになるには相当な年月がかかるかもしれませんが、やれるところまで挑戦してみようと思います。

目下の目標

今は頼るだけの人なので、早く頼られる人になりたいと思います。山中さんからは『人にものを教えると大きく成長するから』と言われています。後輩が入ってくるまでに、仕事の部分も人としての部分も一皮剥けないといけないと焦っています(笑)。下の子に教えられる自分になる、というのが目下の目標です。